「センズリ」をテーマにした「映画を撮ってみたい」
と私に熱く語った人がいました。亡き勝新太郎氏でございます。
「俺がもしポルノを撮るとしたら、こんな映画が面白いと思うんだが」
と座頭市の語った「センズリ映画」のストーリとは次のようなもの
でございます。
「ある美人三姉妹が三人の強姦魔集団に襲われて、
そのうちの一番上の姉と二番目の姉が殺された。
たった一人一番下の妹だけが犯されただけで助かる。
復讐に燃えた妹は強姦魔集団の居場所をつきとめ単身乗り込む。
妹の両手にはピストルが握られている。
突然両手にピストルの妹の出現におびえる三人の男たち。
妹は男達に向かって言う。
姉のカタキを取りにきた。助かりたけりゃセンズリをしな。
一番遅くイッた男だけは生かしちゃおかない。
なんにもオカズがなけりゃセンズリにも困るだろう、
と妹は自らの胸をはだけて見せてオカズにしてやる。
一人目の男、が無事イケて、二人目の男と比べて一瞬遅れて
イッた三人目の男の眉間を容赦なくブチ抜く銃弾、
男は即死だった。今度はアタシのアソコを見せてやるから
センズリしな。終わったと思ったらすぐに二回目のセンズリを
強要される男二人、互いにケンセイしながら必死になり
泣きながらセンズリする男二人。大きく、これ以上開けないほどに
両足を開いて付け根を見せて勝ち誇ったごとく残忍な顔を見せ続ける
復讐の鬼となった妹。男一人が必死の形相で二度目を果てる。
もう一人の男の絶望の形相。銃弾はまたしても正確に男の眉間を射ち抜く。
男は痛みを感じる一瞬もなかったに違いない。
妹はたった一人残された男に言う。
三回目イッたらアンタは許してやる。
時間は五分、アタシのオマンコでイクか、それとも
お望みならフェラチオしてあげてもいいよ。
男は命の瀬とぎわだ。オマンコやフェラチオの
不確定要素を選んでいる余裕はない。確実にイケてハズさぬ
「センズリ」を選んだ。そして・・・、お情けで見せてくれた妹の
マンズリをながめながら男が三度目を達成するかに思えた瞬間、
時計の針はキッカリ五分をさした。女の手に握られていた銃口は火を吹き、
またしてもはずすことなく男の眉間をエグった。」
かくのごときストーリを勝新太郎氏は即興で語ってみせた
のでありました。「映画の天才」の「才」のゆるぎなきに感銘して
心が震えたことを思い出します。
のちに勝新太郎氏の描いたストーリをそのまま拝借して
AV作品としたのがオールフィリピンロケの
松坂季実子主演作品の「高級官僚」シリーズでございます。